京都新聞に「エコ窓」「窓コンシェルジュ」の記事を掲載いただきました

京都新聞に「エコ窓」「窓コンシェルジュ」の記事を掲載いただきました

京都新聞 2013年(平成25年)8月19日 月曜日 より
躍進 京滋の中小企業 既設の窓、断熱性を向上 サン・ウインド(宇治市槙島町)

京都新聞に「エコ窓」「窓コンシェルジュ」の記事を掲載いただきました

【以下新聞記事より全文】

窓やサッシの販売業として″は珍しく、自社商品を開発、販売している。すでにある一般的な窓を簡単に安く「二重ガラス」にできるセット「エコ窓」で、薄くて透明なポリカーボネート板を取り付け、断熱性を向上させ、結露も低減できる。

「これがあるおかけで、製品の選択肢が広がり、会社全体の売り上げが伸びている」と高橋秀直社長(57)は胸を張る。

開発は6年前。断熱性の高い窓ガラスを販売していても、「まだ割れてもいないし、費用も高い」と既設の窓ガラスから換える顧客は少なかった。「時代が必要とし、需要があるならうちで作ろう」と試作した。

当初、ポリカーボネート板の固定はテープで貼るタイプだったが、簡単に取り外しできる器具タイプに改良した。強みを生かして新事業の展開を目指しているとして、昨年2月には京都商工会議所の「知恵ビジネスプラン」に認定された。

エコ窓以外の、既製品の窓ガラスやサッシ販売でも、一人一人に最適な製品を提案する「窓コンシェルジュ」を目指す。リフォームなどで発注があっても、より良い製品があれば積極的に提案する。二重ガラスと一般的なガラスの断熱性の違いが体験できるセットも用意し、展示会で来場者に披露するなど営業にも工夫をこらす。

過去には、通常は1週間程度かかっていた玄関ドアの取り換えを1日でてきる工法を開発するなど、独自性のある経営を心がけてきた。住宅メーカーなどからは「今日は何か新しいネタありますか」と提案を期待されるようになったという。

猛暑や厳しい電力事情を受け、省エネの需要は高まっている。基準を満たした断熱窓や断熱材の設置に補助金が支給される制度も今月から始まった。

高橋社長は「窓販売は省エネに直結する社会性の高い仕事。間違った窓選びをする人も多く、お客様に『なるほど』と納得してもらえる、よき相談相手になりたい」とし、「誇りを待てる会社にし、雇用を大事にして地域貢献したい」と意気込んでいる。(三村智哉)

1981年に創業。社名は「窓を通じて、陽光や涼風を売っていきたいjと付けた。断熱、防音、防犯に向いた窓の相談に応じる。高橋秀直社長は、京都府から地球温暖化防止活動推員の委嘱を受けている。従業員は社長を含めて9人。売上高は約2億円。